ストレスへの脆弱さ

トラウマ

こんにちは。

コロナの感染拡大やとっても早い梅雨明けと厳しい暑さの中いかがお過ごしでしたでしょうか。

社会情勢的にもまだ混沌としている感じがしておりますが、できること・したいことを一歩一歩。

そして、したくないやる気がしないときは何もしなくてOK。

ただそこにある、いるだけで十分ですね。

自分が自分に価値を見出そうとしなくてもOKなのです。

 



発達障害といわれる方・そして発達障害とは診断されなくても定型の発達ではない=非定型発達を辿った方(いわゆるグレーゾーンと呼ばれる方、敏感性のある方、発達性トラウマの方は
人・社会とつながることやその場に適応しようと無意識に「つながり」を大事にする一方で心身の不調整や生きづらさを感じて苦しむ方も多いです。

普段、発達性トラウマ(※1)を抱えている方の心理セッションをさせていただいているのですが、

その人の持つ個性・多様さ・経験・思い・お気持ちを聴かせていただき、脆弱さとともにある生きる力と強さ、その人なりの人生を歩む力とアートのような美しさを実感し、

こちらも勇気をいただいています。

社会的なストレスに対する脆弱さ・心の傷・痛みがあること、そこからくる恥の感覚があることに気づくことは、怖さや苦しさが伴う一方で、癒しと変容の一歩でもあります。

社会的なストレスに対する脆弱さ・弱さは、

個人的な問題でもなく、そこにあるのは、前述した様々な個性・多様さ・経験や環境にいる個人この社会で居心地よく過ごすにはどうあるのが良いか…という問いと、

社会構造の問題として、一人一人が生きやすくなるように社会構造をどう変えていく必要があるのか、自分には何ができるだろう問いもあると思っています。

 

そんな中、最近出会った一冊を紹介しますね。

つながり過ぎないでいい——非定型発達の生存戦略 単行本(ソフトカバー)
尹 雄大 著

たまたま図書館で見つけて、読んでみました。

発達障害・発達性トラウマ・生きづらさを抱えているかたの助けになるかもしれません。

そして。

こちらで提供しているソマティックエクスペリエンシング療法™・神経自我統合アプローチは、

トラウマの影響から自律神経系が不調整となっている状態をセラピストと協働で調整することをエクササイズや身体の反応・感覚を通して調整することも行います。

 

調整が取れてくると、生活や暮らしの中で自分自身のペースやタイミングに合った調整や癒しの方法を自らが習得していきますし、自らに関する気づきや癒しの経験が増えていきます。

また、自然と自分自身や他者とつながりの能力や生き生きさも出てきます。

しかしまずは、自分自身に合ったペースとタイミング・スペースも大事に…。

 

心理療法を受けてみようかなあ…とご自身のタイミングがありましたら、ご連絡いただけたらと思います。

 

今日も読んでいただきありがとうございました。

 

津田沼心理カウンセリングRenew澤田忍

 

※1発達性トラウマ障害

人生早期に経験したトラウマ(記憶のないものも多い)によって生じる心理学的・生理学的な不具合や苦痛症状・葛藤・問題とされる行動・生きづらさ。

人生早期のトラウマの元となる出来事(引用参考:発達性トラウマその癒しのプロセスP159より一部改変)

長く苦しい分娩・早産・人生早期の手術や治療・戦時中に生まれた・自然災害・ネグレクト・堕胎が検討されていた・望まれない子として胎内に宿る・母親が精神障害や病気

片親や両親から拒絶されている・虐待・感情的なネグレクト他、愛着障害や生きることの恐れを感じる出来事など

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