生きづらさを理解する

トラウマ

こんにちは。

暑い夏も過ぎ、すっかり秋の気配。

ここ、千葉県船橋市。

今日はすがすがしい秋の空気と風を感じ出勤しました。
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今日は生きづらさについて。

なんとなく「生きづらい」。

そのような相談もよくあります。

その、生きづらさの正体は

日常生活において、なぜかどこか気づかぬうちに防衛的に働いてしまうことが理由の一つと考えています。

防衛=危険やストレスから自分の身を守ろうとすること。

(どこか常に防衛的に働いてしまう・・・と書きましたが、それは決して悪いことではなく、あなたがどんな形でも防衛しながらでも今こうして生きて、これを読んでくださっていることに感謝です。)

日常の中で周囲に対して防衛しその場に適応するその方法や表れてくる形は多様にあります。

例えば

  • ひきこもる
  • 恥を感じる
  • 言いたいことを我慢する
  • 感情を感じないで理論的に話す
  • 人に頼らずに何でも自分でこなす
  • 思考で理論だてて考えようと頑張る
  • とにかく体を鍛える、
  • 慢性的な痛みや疲労・ストレスの身体化
  • 必要以上に眠る
  • 人へ従順になる・気を使いすぎる、合わせる
  • 自分の意志がわからなくなる
  • 常にイライラ
  • 復讐心がある
  • 無視する
  • 自殺念慮     などなど。

うんうん。

私も経験あります。

そしてこれらは、いつのまにか自然に自覚なしにこれらがでてきたりしますが、実はそこには大事な前向きな理由・意図が必ずあるものなのです。

あなた自身どうやってこれらの方法を身に着けたかというと、あなた自身は思い当たる記憶もないかもしれません。

しかも、これらが普段の日常の中で、いつ反応してそれが表れてくるのか、行動として出てくるのか、はたまた頭の中での会議をするのかも、わからないことも多いものなのです。

こんなつもりじゃないんだよな~。もっと楽に生きられるはずなのにな~。

でも、なんでだろう。この生き方しかできないんだよな~。

という理由のわからない「生きづらさ」からくる苦しさ。

 

これは専門的な観点からいうと、
子ども時代(胎児であるころから)の成長の過程で起きてくるトラウマ(発達性トラウマ)・逆境的な体験が関係しています。

発達段階で経験した日常の保護者からの不適切なやりとりや養育が、トラウマとして潜在記憶(覚えていない・思いだせない記憶)に刻まれ、自律神経系の微細な反応へと影響します。

胎児期・乳児期のトラウマ・逆境的体験は記憶にない場合も多く、大人になった今現在で自分でそれに「気づく」ことが難しいこともよくあることです。

発達性トラウマがなくとも、全く思い当たらなくとも遺伝的に神経系的に受け継いだもの(エピジェネティクスともいわれます)も関係しているといわれていますので、原因を突き詰めるには自分で厄介なこともあります。



生きづらさの理由を無理に掘り下げたり、思い出す必要はありません。苦しくなりますしね。
それに、心理セッションをしていると神経系・体の反応が教えてくれるものなのです。

津田沼心理カウンセリングRenewでは「今」の生きづらさを解消のために生きやすい居心地のよい時間が増やせるようにように神経系を調整したり、生きづらさと神経系を共に探究しつつも、解放・癒し訪れるように、

神経自我統合療法、ポリヴェーガルアプローチ、ソマティックエクスペリエンシング™療法などのトラウマケアの心理療法でお手伝いしています。



悲嘆したくなることももちろんあると思います。

あ~。こんな人生やだーとか、もっと違う環境で生まれたかった…とか。

そのような嘆きもとっても大事です。そして、嘆く自分にも、どうか優しく。

 

そして。
最近私は、読書会を開催して、発達トラウマやその調整ワークへの理解と学びをともに仲間とともに行っております。
同業の方とともに一冊の本を対話を通して理解を深める時間は楽しいです★

専門職ではなく、クライアントさん自らの理解としてはこちらの本もお勧めです。

(ご無理のない範囲でご覧くださいませ)

★その生きづらさ、発達性トラウマ? 花丘ちぐさ著 春秋社出版

★安心のタネの育て方 浅井咲子著

この記事が必要な人に届きますように。

津田沼心理カウンセリングRenew澤田忍