不安と恐怖と自由と愛と

愛着障害

こんにちは。

3月も半ば。

まだまだ新型コロナウィルスの影響で生活を制限されて、身も心も自由に遊ばせることがなかなかできない方もいらっしゃるかもしれません。

最近不自由さとか自由とかというのは、人それぞれでその感覚が違うなあと、感じています。

ある程度の枠組みの中のほうが自由でいられるという方もいますし

一人でいるときに自由を感じられる人もいます。

誰かと一緒のほうが心を自由に遊ばせることができるという人もいますし、

なんの条件も制約もないほうが自由があるという人もいますね。

環境的には自由なはずなのになにか不自由な感じがする方もいるかもしれません。

それら違いは「恐れ」の感情をその身体感覚の強さをどんな時にどのような状況で感じるか(または感じない・麻痺していてわからないのか)なのだと思います。

恐れを感じることは悪いことではありません。(私も恐れることは多々あります!笑)

自由だけでなく愛もそうです。

愛がほしい・感じたいのに必要以上に恐れてしまう。

なんだかイライラする。

というのは愛着にトラウマがある可能性が高いです。

話は変わりますが。

昨年くらいからNVC(Non‐Violence‐Communication非暴力コミュニケーション)を本格的に学び始めました。

NVCは

怒り・恐怖、そこからくる暴力ではなく、いかに自分と繋がり、他者と繋がり、共感的に言語を用いコミュニケートしていくか、

そして自分の価値観や感情も大事にしながら相手のそれも大事にしていくコミュニケーションといえます。

愛着トラウマを抱えた方は、相手のために自分を抑圧したり自分に制限をかけながら生きることが習慣になっています。

また、自分の感情・情動(不安や恐怖・心配)が大きすぎて自分でコントロールが難しく、相手の感情を慮ること、共感することが苦手な方もいますね。

しかし、愛着にトラウマがある(※1)からといって、過去何が起きてトラウマとなってしまったかよりも、いかにこれからの人間関係や社会と繋がることにおいてどのように自分も相手も安全に関わりをもつことが可能になるかが大事だと考えています。

こちらで提供している心理療法では、愛着にトラウマがある方に対してそのように過去から抱えたトラウマ記憶が神経系に不調整を起こしている場合にそれを調整したり、身体に記憶されたトラウマ解消し、修正をするためのセッションを行っておりますが、

日常において、過去のこれまでとは違う非暴力的で自分も相手も大事にする・してもらえるコミュニケーションは、愛着トラウマを抱えている方には大きな癒しになりますし、トラウマ記憶を修正できる素晴らしい体験になり、自分のリソース(資源)になります。

最近の混沌とした社会の中で、自分の気持ちと上手に繋がれ、それぞれのニーズが満たされ癒しがありますように。

津田沼心理カウンセリングRenew澤田忍

※1アダルトチルドレンや愛着障害も含まれます