今日はとても寒い雨の一日
外を歩くには足元が濡れたり
寒さが堪えますが
暖かな建物の中で雨音に耳を澄ませ
ふと「ひと時」を味わう時間は
結構好きです。
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セッションの中で時折「自分の中にある静けさ・穏やかさ」に気づいてもらうというエクササイズを提案することがあります。
それは「冷たく動いてない硬さ」ではなく
「朝霧の中の散歩のような静けさ」
「森の中で小鳥のさえずりと木の葉の揺れる音だけが聞こえてくる感覚」
「初夏の早朝の海辺」
「湖畔でハンモックに揺られながらのお昼寝」
「夏の夕暮れ、縁側でのんびりヒグラシの鳴き声に耳を澄ませ麦茶を飲んで一息つく」
そんな感覚。
身体の内側の静けさの感覚は人それぞれ違うので、
表現も違いますので参考までに。
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私たちの外側で流れている時間の速さ、波の大きさ、騒がしさは
自分の内側に感じているそれとは
差異があります。
ただ私たちの身体の内側は自然と外側のそれに自然と調和しようと合わせることをします。
例えば渋谷のスクランブル交差点で
人の波に自然と乗って早歩きで歩くように。
田舎の温泉地にいったらなんだかのんびりとした穏やかな気分になるように。
メトロノームの実験の動画をご存じでしょうか。
ばらばらに動いていた64個のメトロノームが
後々同調して同じリズムで同じ動きをする。
不思議ですよね。
人同士・人と環境ももこういった現象を引き起こします。
しかし
自分の中でストレスやトラウマを抱えていると
人と環境と調和しづらかったり
その時には調和したつもりでいても
どこか自分の内側では不調和が起こって症状として現れたりすることもあります。
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その人それぞれ
その土地
その場所や環境
それぞれ時間の波のスピードや大きさ、騒がしさ(穏やかさ)に特徴はあるものです。
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4月。
新しい環境に身を置かれる方も多いと思います。
緊張や不安で自分の内側がざわついたり、騒がしかったり、スピードが速くなったりと
自分の内側で不調和も感じる方もいらっしゃるかもしれません。
自分の内側と外側(他者や環境)との不調和もそう。
調整が必要だと感じたら
自然や環境の力を借り、静けさや穏やかさに耳を澄ます、肌で感じる、観察すること
自分時間を過ごすわがままを自分に許すこと
適切な人との調和的な時間を過ごすことも大事です。
津田沼心理カウンセリングRenew澤田忍