眠れない・リラックスできないー安全感の欠如

トラウマ

表題のとおり、

眠れない

リラックスしにくい

といった相談も多くあります。

都度、言語を介して、心身の反応も含むお話を伺いつつ自律神経系を調整するセッションを行っています。

眠れない・リラックスが難しい理由には、人それぞれ違いますが、

共通して言えることは「安全感を心身が忘れている」ということです。

安全でない=脅威・危険・ストレス と心身が反応すれば、リラックスできなくとも当然のことですね。

安全であることを心身が経験してくれれば、おのずとリラックスしてくれるのですが、

こちらのブログに幾度も書かせていただいていており、すでにご存知の方も多いかと思いますが、

トラウマというのは、過去に起こった出来事なのに、現在もそれが心身に起こり続けて、完了していないということで、

心身が安全でないと判断してしまっていることなのです。

そう。安心してちゃダメ!、危険だ~。って心身が反応して教えてくれていて、意識としてはリラックスしたいのに心身が反応して(誤作動で)教えてくれることもあるのです。

 

それでは、安全の感覚を得るための必要な要素っって何だろう?

 

それらを下記に上げてみました。

 

①基本的な「食」生活があり、健全に食べることができること

・「食」に関して悩んでいないこと

・十分な食べ物を得られること

②居心地のよい環境があることー環境に脅かされないこと

・物理的に自分を(大事な人を)取り巻く環境が脅かされていないこと

③今現在、物理的・健康面でも心身への加害がされていないこと

④自身の意識や心身の反応が未来・過去に侵襲されてないこと→今ここにいるという瞬間に気づき、今・ここにマインドフルにいられること

・この後起こりうる未来への出来事への不安や恐れの感情に脅かされていないこと

・過去の経験からくる、恐れや不安の感情やそれをコントールしようとする思考を含む心身の反応に巻き込まれていないこと

⑤過去の経験からくる被害感に苛まれないこと(自己批判・無気力・怒りを含む)

 

④⑤は安全もしかり、「安心」でいられることともつながりますね。

もし、①②③が満たされているにかかわらず、リラックスできない場合にはやはり、トラウマからの影響が強いと考えています。

 

まずは、「今」と「過去」は状況が違うということを理解すること

巷で出ている睡眠促進のためのリラクゼーションをいろいろ試してみること

ーお風呂にゆっくりつかる

ー呼吸法

ー寝る前のスマホをやめる

などなどです。

そして心身・思考ともにリラックスしてもよいことの許可が自分におろせるようになるとよいのですが、簡単ではないことも理解しています。

その場合はどうぞご相談くださいね。

津田沼心理カウンセリングRenew澤田忍