HSPが求めること

HSP

日に日に秋の空気感と気候に変化していることに気づき

時の流れを感じております。

そして、おかげ様で9月の予約が埋まっており、

新規・既存のクライアントさんの予約は10月以降にしていただいている状況です。

社会に起こっていることとして最近、私が気づいていることとして、

「HSP」という言葉をSNSやその他情報サイト、TVなどメディアで取り上げられることが増えてきているように感じます。

先日も日曜午前のTV番組「ワイドナショー」という

ダウンタウンの松本さんがメインでやられている番組の中で挙がっていました。

「自分はHSP」だと知り、自分への理解が深まることで、安堵する方も多いのではないのでしょうか。

ただ、メディアで取り上げられることは良いことばかりではなく、気がかりがあったので、書きますね。

この気がかりは、HSPに対する理解だけではなくて、人・社会全般に言えることなのですが、

人が人を理解するための「分類」は、裏を返せば判断、評価にもつながり、それは人と人とを分断させ孤立させることにもつながりかねないということ。

例えば、

あの人はHSPだから仕方ない、あの人は依存症だから、あの人は障害を持っているから、

といった判断評価と決めつけ。

これは「理解」しているように見えて

実は、自分と他者を比較をすることでの評価にすぎません

これまで受けてきた教育の影響などから、

私たちは自分と他者を比較するということが根付いており、

それは相手への理解を深める、自分の資質に気づくことにも役立ちますが。

一方で、評価をすること分類することでの裁きへも繋がることを心に留めておく必要があるなと思っています。

これらの裁きは自分に対しても、相手に対しても、言えることです。

自分は相手とは違うと必要以上に自分を裁き惨めにする行為は、苦しみや痛みを助長します。

NVC(非暴力コミュニケーション)の創始者、マーシャルローゼンバーグは

著書「NVC人と人との関係に命を吹き込む法」の中で

人を分類し裁くことは暴力の助長につながる

と述べています。

そして、

HSPでも、依存症でも、障碍をもっていても、LGBTQでも、病気でも、そうでなくても、

大事なのは分類することではなくて、

ありのままの自分・相手に寄り添って、思いやり、理解すること、理解されること

(ありのままの自分・相手に寄り添うことができないくらいの苦しみや悼みがあるときは

無理せずにご相談くださいね。

そしてHSPでも、自分自身と上手に付き合い、今よりも生きづらさを解消させていくことは可能です。

引用参考 NVC 人と人との関係に命を吹き込む法 新版マーシャル・B・ローゼンバーグ

最後までお読みいただきありがとうございました。

津田沼心理カウンセリングRenew澤田忍