今の時期を生きるーHSPさんの過ごし方

HSP

こんにちは。

HSPについてのお問合せやご相談が増えています。

 

ただ、このコロナ感染拡大のリスクというストレス・危機の社会状況の中でもともとHSPの性質を持っている方は、より一層その過敏さから苦しくなっている可能性が多いにあります。

 

中でもHSPの中でも共感性がとても高い方は、他者が感じているであろう不安、恐怖やストレスや怒りに共鳴して、自分自身が不安になったり、相手のそれを請け負っているのかもしれません。

 

人やメディアなどの情報に自然と共鳴・共振することは、HSPにとっては非常にエネルギーを消耗させます。

 

それは、自然に起こる神経系の「防衛」反応からくるものでもあります。

 

その場に適応するために「防衛」という手段をいつの間にかとり、感覚を切り離す、崩壊する、無感情になる、逆に感情に飲み込まれる・圧倒されるなどもあるかもしれません。

 

また、逆に外出自粛により家の中で安全感・安心感に満たされながら、いつもよりも楽に過ごしているHSPの方もいらっしゃるかもしれませんね。

 

自分の内的な感覚として安心感と安全感・何の根拠のない大丈夫という感覚が基盤にあることは、ストレスを受けた後の回復していくためにも大いに役立ちます。

 

HSPがこのコロナの時期にできるケアをを書いてみます。

メディアからの情報収集をコントロールする

⇒テレビやSNS、その他情報メディアでは、ご自身の神経にとって許容以上の刺激の多い内容が含まれることが多々あります。アナウンサーや司会者の話し方や声のトーンや音質、興奮度合いによってもそれらをあなたの五感は敏感にキャッチし、刺激となることがありますので、無理せずにメディアから流れるそれらをブロックするなど意識的に管理しましょう。

 

・考えすぎていることに気づく。書き出す、話す、手放す。

⇒一人時間が長いと、HSPさんはどうしても自分と向き合う時間が増え、考えすぎるという傾向があります。
深く自分の中で思いを巡らせること自体が、自分にとって刺激になることがあります。

そこから必要以上に「思い込む」と自分自身を批判したり罪悪感にさいなまれ、心に自分で傷をつけてしまうこともあります。
もし、考えすぎていることに気づいたら、まずは、人に話す、聞いてみる、紙に書き出してみることも、ストレスを抱え込み過ぎないために大切なことです。
この時期、電話やオンラインでのカウンセリングをしているところが増えていますし、津田沼心理カウンセリングRenewでも行っています。活用してみてください。

 

もし、紙に書き出すときには、実際、目で見て耳で聞いたことと、それによって自分がどう感じたのか、そこからどういう考えが浮かんだかを紙に書き出してみるということもいいかもしれません。自分の目に見えたもの耳で聞いたことと、自分の感情と考えを分けてみてみると、自分の誤解や思い込みにもにも気づきやすくなります。

 

・自分にOKを出す・自分をやさしさで包む

⇒たくさんのそして、強く感じる感情にも思いやりを向けて、OKを出していきましょう。そしてそれができない自分にもOKを出しましょう。自分にOKを出すこと、思いやりを向けることは恥ずかしいことではありません。

ただ、もしそれができないのは何か深い心の傷を抱えながらも強く懸命に生きている証拠でもあります。

 

・時に外にでることを許す

⇒家で家族と過ごしている方は、家族の感情に振り回されたり敏感にそれを察知したりで、家庭内自体が安全でないこともあります。

外に出る、散歩することを自分に許してください。人の少ない場所、ソーシャルディスタンスの保てる場所で自分を取り戻す、また、外の風のにおいや、葉っぱの揺れる音、波の音を感じる、そのような緑や自然を楽しむのはセルフケアのためにもよいことです。

ここに書きましたセルフケアは一例です。

HSPで悩んでいる方はあなただけではなく、まだ出会っていない同じなやみを持つHSPさんは必ずいます。

この時期、ともに乗り越え、安全な日々の暮らしを送ることができますように。

HSPが故のお悩みに関して、必要時ご相談くださいね。

 

津田沼心理カウンセリングRenew澤田忍