1. セラピーは「安心・安全を感じる練習の場」
こちらでの心理カウンセリング・心理療法は、すぐに「問題を解決する場」というよりも、
あなたがご自身の内側とつながり、自分の感覚や気持ち・考えを丁寧に大切に見ていく時間です。
・無理に話さなければいけないことはありません。
・「わからない」「話したくない」と感じたら、それをそのまま伝えても大丈夫です。
・あなたのペースに合わせて進めていきます。
2.からだの感覚も大切にするセラピーです
ここでは話すことだけでなく、自分が感じる「感覚」に意識を向けるようなご案内をすることがあります。
これは、言葉にならない思いや反応を尊重しながら、いまこの瞬間の安全や落ち着きを少しずつ取り戻していくためのものです。
・椅子に座っている足のうらを感じてみる
・呼吸が浅くなっているのに気づく
・少しでも安心できる場所を思い出す
そんなふうに、あなたの「いまここ」に寄り添っていきます
トラウマを受けたかたは、からだの感覚が分かりにくい、もしくは感覚につながるのが怖い場合もあります。それらも無理ないようすすめていきます。
3.イヤなことは無理にしません
「ちょっとしんどいな」「これは違うな」「もうすこしゆっくりがいい」
そんな気持ちが出てきたら、お伝えください。
遠慮なく止めたり、違う方法を選んだりできます。
あなたの「NO」も大切にされます。
あなたが無理なくいられることが、いちばん大事です。
セラピーにおいて「嫌だと感じたこと」も、私にとっては大切なメッセージです。
4,私との関係も、セラピーの一部です
セラピーのなかで安心できる感じ、モヤモヤする感じ、悲しくなる、こわくなる…
そんな気持ちが出てくることもあるかもしれません。
セラピストとの関係性の中で感じること(安心・不安・戸惑い・怒りなど)も、
じつはとても大切なあなたの「こころからの情報であり、サイン」です。
そのまま大事にして、必要なときにゆっくり触れていきましょう。
そして、それを扱う準備ができたら、この場で表現しても構いません。
「こんなふうに感じた」なども、自由にお話しください。
どんな感情も、あなたの味方です。
5.よくあるご質問
Q. 何を話していいか分かりません…
→ それでも大丈夫です。こちらから少しずつ質問をしながら、無理のない形で進めていきます。
いっしょに、すこしずつ見つけていきましょう。
Q. 泣いてしまいそうで不安です
→ 泣いても大丈夫です。涙も、あなたの中の大切なものです。感情が動くのは自然なことです。
Q. セラピーはどのくらい続けるものですか?通えばいいのですか?
→ ペースや回数は、あなたの体調やご希望・生活状況に合わせて、相談しながら決めていきましょ
う。
最後に
あなたの歩みを、あなた自身があなた自身の感覚を信頼し進めていけるように。
セラピーの場が、その支えになれたらと思っています。
どうぞよろしくお願いします。
Shinobu Sawada 澤田忍