環境の変化とストレスと付き合っていくために

 新年度に入り1か月、4月から新たな環境に入られた方は、昨今いかがお過ごしでしょうか。

ここは「心理カウンセリング・心理療法」の場ですので、

これを読まれている方は、少なからずの「お悩み」「ストレス」や、何らかの症状や問題を抱えながら、少しでも「光」を探して、こちらを読んでくださっている方もいらっしゃるかもしれません。

入学や入職、新しいクラス、新しい部署など、新たな環境に身を置くことは、多かれ少なかれ心身には「ストレス」のかかるイベントです。

我々の誰もが、「見たことがある、聞いたことがある、繰り返し経験したことがある、なじみがある、すぐにわかる」もの=予測可能な出来事に対し、「心地よさや親しみやすさ、好意、安心、安全」を感じます。

一方、「予測・予想ができない、未知であること、不明瞭で、不規則性のもの」に対しては、不安や脅威・ストレスを感じやすいものです。

この新年度の1か月は、新しいことに遭遇する、予測不可能な変化の時期でもあり、ストレスのかかることも多くあるでしょう。

「何がストレスか」ということが、自分の中で明確になることは自己理解へと繋がり、自分本来のニーズや欲求が明確になり、納得をもたらすこともあり、それに対して対処もしやすくなります。

具体的なストレス要因は個人によって異なりますし、ストレスの受け止め方も人それぞれです。ストレスに対する「対処能力」や対処する「力」「資源(知識を含む)」があるかも個人によって異なります。

何かが「不足」する場合、ぜひ他者の専門家の力を借りてくださいね。

専門家の力を借りることは「弱さ」ではないと考えています。

一方、「不明確なストレス」というものもあるかもしれません。「ストレス」と感じること自体も「麻痺」していることもあります。

結果、何かがわからないけれど、

  • うつっぽい
  • 不安
  • 怒りっぽい
  • 焦り
  • 不眠
  • 緊張などの情緒面の症状
  • 朝起きられない、朝起きがけに一番気分が悪い
  • 学校・仕事を考えると突然涙がでる・腹痛やめまい・原因不明の発熱

といった症状として現れることがあります。

Renewの心理カウンセリング・心理療法では、以下のようなサポートが行われます。

  • 問題と症状を共に理解し、解決方法や目標を見出す。
  • 自己理解を促進し、感情やニーズとのつながりを深め、対処法を見つける。
  • 自律神経系の影響による心身の症状を緩和する身体心理療法を提供する。
  • 感情や認知・反応のパターンに気づき、調整・行動変容
  • トラウマの癒し


基本的には心理カウンセリング・心理療法を受ける人自身が主体的に取り組むことが大切ですが、心身症状(疲労感や抑うつなど)で主体的に取り組むことが難しい場合は、ご相談の上で適切な心理療法も行っていきます。