HSP(非常に繊細な気質を持っている方)

HSPとは

HSPとはHighly Sensitive Person =非常に敏感な気質の人のことをさします。

アメリカ・カリフォルニアの心理学者であるエレイン・N・アーロン博士が

1991年より研究をすすめられ、提唱し、

近年このHSPについて理解が進んできています。

HSPはエレイン・N・アーロン博士によると5人に1人はこの気質を持つといわれています。

HSPはNon-HSP(HSPではない人)が感じている以上に

その場の空気や質感とその変化

そして

相手も気づいていないような相手の感情の変化にもとても敏感です。

その他、

共感性が高い

繊細さがある

感情への反応が強い

少しの刺激に反応する

空気を読む能力にたけている

などの特徴があり生まれつきにもった気質です。

これらは才能でもあり能力にもなりますが、

NonーHSPからすると神経質や弱いと見え、

HSPはなかなか理解してもらえずに

そして、相手に対する共感力が強いがゆえに他者の感情を感じ取りやすく

傷つくことも多くあります。

他者と自分の距離がわからなくなる、

自分を抑圧し自分自身がわからなくなる、

自分の感情に圧倒される

などといった人間関係上のトラウマももちろん、

学校や会社など集団組織や環境刺激からくるトラウマを抱えやすい気質でもありますし、

一人になる時間が十分に必要であり、

そのため孤独を感じることもあるでしょう。

頭痛や肩こり、慢性疲労、社会不適応、うつなどを起こしやすいなども関連することもあります。

ご自身がHSPかどうかのチェックはこちら(外部サイト)で可能です。

そして、愛着トラウマや発達トラウマがこのHSPの生きづらさを助長しています。

日本でのHSPの臨床研究の第一人者である精神科医の長沼睦夫先生(十勝むつみのクリニック院長)も

「大人になっても敏感で傷つきやすいあなたへの19の処方箋」の中で

HSPは愛着障害を引き起こしやすいと書いていらっしゃいます。

HSPと愛着

愛着とは、

自分が赤ちゃんの頃から主の養育者と育まれる絆であり、

愛情のやり取り(伝える、伝わる、受け入れる、もらう、受け取る、求める、渡す、あげる、与えるなど)をさします。

これら赤ちゃんと主の養育者(基本は母親)との間に起こった絆の地図が

その方の神経的な基礎となり、それをもとにしてのちの人間関係を構築していくことになります。

愛着を形成していく上でトラウマが生じると、

幼少期以降から何らかの人間関係の困難さが生じることが多くあります。

これらはHSPに限ったことではないのですが、

敏感さを備えた赤ちゃんは、親の感情を察知しやすいですし、

環境の不快さにも敏感で、

赤ちゃんが感じる不快さが養育者へ伝わらなかったり、

求めるものが与えられなかったり、

与えられたものが赤ちゃんにとってマッチするものではなく受け入れられなかったりなどの経験が多く、

赤ちゃんの神経系に影響を与えます。

もちろんこれは人の自覚できる記憶になく潜在的記憶に保管されています。

愛着障害(愛着トラウマ)の癒しを進めることは、

安定した人間関係を築く地図へと書き換えていくことであり、

それは、HSPがこの社会でよりよく生きる術を身に着けていくためにも必要なことだと考えています。

HSPの癒し―愛着トラウマを癒す―

こちらで主に提供しているソマティックエクスペリエンシング®療法やDAReのアプローチは発達トラウマ(愛着トラウマ含む)を癒していく効果的な療法です。

なお、ご自身での癒しやセルフケアとして可能なことはたくさんあります。

普段から少しでもご自身にとって心地よいと感じることを意識して行ってみることをおすすめします。

例えば

聴いていて心地よいものを楽しむ
好みの音や音楽を心地よい音量で聞く
見ていて心地よいものを楽しむ
心が安らぐ、美しいと感じるものを見る、そばに置く
嗅いでいて心地よいものを楽しむ
アロマなどの香りなど心地よいと思う香りを楽しむ
やっていて楽しい心地よい安心を楽しむ
ヨガや温泉などなんでもご自身がこれだと思ったもの
心地よい場所を探し、楽しむ
森林浴や自然の空気、音を楽しむ

これらが難しいと感じる場合もあります。その時はご相談くださいね。