セラピストとしてクライアントをガイドする

トラウマ

以前の記事で、心理療法のセッションを受けることを

音楽演奏としてたとえて書きましたが

先日3日間のコンパッションフォーカスドセラピーでの講師デボラ-リー博士の例えもとても分かりやすいものでした。

セラピストとしてクライアントのトラウマの癒しや変容をガイドしていくことは

ラフティング=急流下りをクライアントとともにするようなもの、といったことをおっしゃっておられました。

 

ガイド役は、その川の下り方をマスターしなければならないし、経験が必要です。

どんな岩にぶつかったとしても、その日の川の流れがどんなに激流だったとしても、

ゴムボートの乗り方から漕ぎ方をガイドしていく必要があります。

それは安全のための必要装備の準備やライフジャケットの着方から示す必要もありますね。

同乗者がラフティングを安全に楽しみゴールするために、ガイドはすでにラフティングを自分が経験し、熟練している必要があります。

ガイド役であるセラピストは、クライアントのトラウマの癒しにあたり、クライアントに何がおこってくるのかについて想定していることもありますが、もちろんそうでないときもあります。

それでも、ガイドしながら、トラウマのエネルギーを抱えた神経系が安全に解放できるように、そしてそれ以前に安全とは何かを感覚としてつかめるようにしていきます。

ソマティックエクスペリエンシング療法についてはこちらへ

一般的にいわれる言語でのカウンセリングとは手法が異なりますので、ご理解いただけたら幸いです。

 

デボラ・リー先生にサインをいただきました☆

 

津田沼心理カウンセリングRenew